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全国障害者問題研究会
第36回全国大会
かながわ2002 

■大会テーマ  つながれ! ひろがれ! 平和・人権・発達へのねがい
■とき 7月27日(土)、 28日(日)、 29日(月)
■会場 案内地図
7月27日 開会全体会・記念講演 神奈川県民ホール
7月28日、29日 分科会・特別分科会
  横浜市立港商業高校 / 横浜YWCA / かながわ労働プラザ Lプラザ / 横浜工業高校
  横浜市技能文化会館 / 神奈川県民センター / 横浜ラポール
7月28日、29日 基礎講座 横浜市教育文化センター
7月29日 閉会全体会 はまぎんホール ヴィアマーレ
■後援 神奈川県/神奈川県教育委員会/神奈川県社会福祉協議会/横浜市/横浜市教育委員会/横浜市社会福祉協議会 ■共催 横浜ラポール ■協賛 日本障害者協議会/障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会/きょうされん/全日本手をつなぐ育成会/全国精神障害者家族会連合会/全日本ろうあ連盟/全国手話通訳問題研究会/全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会/全国心臓病の子どもを守る会/全国肢体障害者団体連絡協議会/全日本視覚障害者協議会/日本てんかん協会/ひかり協会/日本知的障害者福祉協会/人間発達研究所
■主催  全国障害者問題研究会
 東京都新宿区西早稲田2-15-10 西早稲田関口ビル4F 〒169-0051
 TEL 03-5285-2601 FAX 03-5285-2603  http://www.nginet.or.jp/
 
■第36回全国大会基調報告

■大会アピール(国民のみなさんへ)

つながれ! ひろがれ! 平和・人権・発達へのねがい

 7月27日から3日間、私たちはこのテーマのもとに、第36回全国大会を神奈川県横浜市で開催しました。大会には北海道から沖縄まで全国から3000人をこえる人が集いました。
 初日の開会全体会は、横浜中華街伝統の南獅子舞のオープニングで始まりました。山田洋次監督の記念講演「しあわせに生きる」では、渥美清さんの思い出、わかり合い・共感し合うこと、伝えられることの大切さ、平和の尊さについて、映画の話を交えながら、やさしい語り口で話されました。構成劇「つながれ! ひろがれ!」は、なかまと一緒に一歩ふみだすことの大切さ、権利はみんなの力でみずからかちとっていくものであることを伝えるものでした。
 閉会全体会では、芸術活動を通じて自分らしさを表現していくことのすばらしさを実感することができました。
 2日目、3日目は、約60の分科会と特別分科会で、人権保障のための制度・条件づくり、発達保障の実践、なかまをつくり生活をきずく取り組みなどを話し合いました。
 就学問題をめぐっては、教員、行政、親たちが縦にも横にもつながりながら、障害児の学習権を真に保障するための就学相談を充実させ、教育条件整備をすすめていくべきだという意見が多く出されました。
 また、地域に根ざした保育・療育や生活と労働の場を、もっともっとつくっていくことが求められていることを確かめました。
 来年4月から実施される支援費制度は、障害者と自治体の負担増を強いるものであり、市町村の準備もほとんどすすんでいません。私たちは支援費制度のしくみと問題点を学習し、障害者の権利保障につなげていきたいと思います。
 大会中には、「アジア・太平洋障害者の10年」最終年を記念して全障研、障全協、きょうされん共催の「平和・人権・発達へのねがいを語るつどい」を開きました。地域に足をつけ、目は日本に、ハートは世界に向けて、仲間とともにあゆむ決意を、この集会で新たにしました。
 今、テロと報復戦争、有事法制によって平和が脅かされようとしています。「構造改革」の名のもとに私たちみんなの生活と権利が踏みにじられようとしています。若い世代の限りない成長・発達の可能性がゆがめられようとしています。
 「つながれ! ひろがれ!」を合い言葉に、平和、人権、発達へのねがいをひろく国民のみなさんと実現させていきたいと思います。

 2002年7月29日 全国障害者問題研究会第36回全国大会

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