■とき 2007年8月3日(金)、4日(土)、5日(日) ■会場
■大会テーマ
■埼玉大会基調報告 ■大会アピール さかそう いのちの輝き いかそう 平和憲法 たしかめよう 40年の歩み まえにすすもう 仲間とともに 私たちは、8月3日から5日まで、さいたま市において第41回全国大会を開催しました。北海道から沖縄まで、全国各地から2000人がつどい、3日間にわたって学びあいました。 私たちは40年前、「障害者の権利を守り、発達を保障する」ことを合い言葉に、第一歩を踏み出しました。開会全体会では、結成からこんにちにいたる全障研の歩み、学校に行きたい、仕事がしたいというねがいをかなえてきた埼玉の40年の歳月に、深い感動がひろがりました。なかまが掲げる色とりどりの大漁旗は、一人ひとりの夢と未来のしるしです。 私たちは、これからも憲法の示す基本的人権を障害者の教育や暮らしに生かすために、いっそうの努力を重ねる決意をあらたにしました。 2日目からの分科会には、150をこえるレポートが報告されました。 乳幼児期の分科会では、すべての子どもに対する子育て支援の土台をつくることとむすびついた早期療育の場の大切さについて話し合われました。学齢期の分科会では、さまざまな困難をかかえる子どもたちを大事にした学級集団づくり、放課後を楽しくいきいきと過ごすことでたしかに力をつけていく子どもたちの姿などがたくさん報告されました。そして、青年・成人期の分科会では、ヘルパー制度などを利用し自分らしい生活をきずいているという障害をもつ青年の報告もありました。 障害者自立支援法や特別支援教育が本格的に実施されたもとでも、「障害者の権利を守り、発達を保障する」とりくみは着実にひろがっています。 しかし、社会保障全体の切り捨てが、障害者と家族の権利をあらたに侵害していることも明らかになりました。やっとの思いで作業所から一般就労を果たしたものの、それまで母親との暮らしを支えていた生活保護が打ち切られ体調をくずしてしまった人がいます。小児科医の不足のために適切な医療と教育が受けられない子どもたちがいます。こうした現実は、障害者権利条約がめざす、人間らしく生きる社会とは相いれません。 いま、医療や介護、生活保護など幅広い分野の人々と手を取りあうことがつよく求められています。こうした連帯のもと、障害者権利条約の批准に必要な国内法の改善にむけた取り組みをすすめていきたいと思います。 この地・埼玉では、明治時代、生活救済と自由民権をもとめ蜂起した民衆を暴力で押さえ込んだ「秩父事件」がありました。21世紀のいま、私たちは平和と民主主義を手にしています。一人ひとりが歴史の主人公となって、いまこそ憲法の平和的生存権を発展させ、第9条の改悪を許さないとりくみとむすんで、発達保障の道を力づよくすすんでいきましょう。 2007年8月5日 全国障害者問題研究会第41回全国大会 ■後援 埼玉県/埼玉県教育委員会/埼玉県社会福祉協議会/さいたま市/さいたま市教育委員会/さいたま市社会福祉協議会/埼玉県公立小学校校長会/埼玉県中学校長会/埼玉県高等学校長協会/埼玉県特別支援学校長会/埼玉新聞社/朝日新聞さいたま総局/読売新聞さいたま支局/毎日新聞さいたま支局/東京新聞さいたま支局/日本経済新聞社さいたま支局/産経新聞社さいたま総局/共同通信社さいたま支局 ■協賛 日本障害者協議会/障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会/きょうされん/全日本手をつなぐ育成会/全日本ろうあ連盟/全国肢体障害者団体連絡協議会/全国障害児者とともに歩む兄弟姉妹の会/全国心臓病の子どもを守る会/全日本視覚障害者協議会/全国手話通訳問題研究会/日本てんかん協会/日本知的障害者福祉協会/ひかり協会/人間発達研究所 ■主催 全国障害者問題研究会 東京都新宿区西早稲田2-15-10 西早稲田関口ビル4階 〒169−0051 TEL 03-5285-2601 FAX 03-5285-2603 全障研埼玉大会準備委員会 |
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