<緊急声明>
国民投票法の成立に強く抗議します

 5月14日、憲法改正の手続きを定める国民投票法が自民党・公明党の賛成多数により可決・成立させられました。私たちは、国民の声を無視したこの暴挙に対して、強く抗議します。

 この法の真のねらいは、日本国憲法とりわけ第9条を改悪することにあり、日本がアメリカの行う戦争に参戦するすじみちをつくることにあります。

 戦争は、おびただしい死者、そして障害者をつくり出し、あらゆる破壊と痛苦をもたらします。それは歴史が示すところであり、現在、世界で起こっている戦争をみれば明らかです。

 障害者は、平和の下でしか生命と人権が保障されません。

 障害者の権利を守り、発達を保障するため、日々、実践や運動、研究にとりくむ私たちは、今後、憲法改悪を具体化させない、さまざまなとりくみをより一層すすめることを決意し、表明するものです。

   2007年5月15日
   全国障害者問題研究会常任全国委員会
 

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