みんなのねがい
2019年2月号

■2月号表紙
表紙写真/安田菜津紀
表紙のことば
 ちょうど算数の授業中。「難しいけど、楽しい」と笑顔で語ってくれた
 カンボジア、バッタンバン州郊外の村。私が初めてこの国を訪れた15年前にも、子どもたちと一緒に時間を過ごさせてもらった場所だ。
小学校を訪ね、邪魔しないようにこっそり教室にお邪魔するつもりが、私を見つけた子どもたちが一斉に立ち上がり、ていねいにあいさつをしてくれた。
 カンボジアの人々が挨拶のとき、顔の前で合わせる手は、蓮の花の形を表しているのだそう。
カメラを向けた男の子が、はにかみながらも「こんにちは」と笑顔を見せてくれた。
授業中、黒板に向ける子どもたちの目は、それぞれの輝きを放っていた。教育の場は、未来への階段そのものだ。


特集=つくりたい、わたしの暮らし

誰かの力になりたい真理子さん−重度重複の仲間の暮らし/中村智恵(蓮田太陽の里大地)
いろんな人に助けられ地域で暮らしていく/土永真砂子(和歌山)
みんながいる「ここが家」グループホームで暮らす仲間たち/佐藤さと子(ゆたか希望の家)
デンマークの安心して心豊かな住まいとくらし/薗部美智代
障害があっても幸せに暮らすために大切なこと/中内福成(障全協会長)
入所施設とグループホーム/編集部

●好評連載!

自閉スペクトラム症児者の心の理解
 第11回 激しい問題行動を考える
 別府 哲(岐阜大学)
べっぷ さとし

いま手渡したいこと 子どもたちに文化を 教師にあこがれと自由を
 第11回 試行錯誤を励ます学校
 越野和之(奈良教育大学・全障研全国委員長)
こしの かずゆき 

未来との対話 暉峻淑子さん(経済学者)インタビュー

子育てにいきる発達の話 
 第5回 ちいさな集団のなかで引き出される1歳児の力/寺川志奈子(鳥取大学)

埼玉・いもの子作業所の実践 いもの子の歌 
 第11回 君とジャンプ −青年学級のとりくみ/萩原綾(障害者相談支援センターのびらか)

子どもたちの放課後のいま
 第11回 のびやかで自由度のある放課後実践を/村岡真治(東京・ゆうやけ子どもクラブ)

実践の魅力
 子どもは遊びと集団のなかで関係性を育む/山本仁(小学校)

いのちを考える 現代医療の視点から 筋ジストロフィーのいま
 第5回 筋ジストロフィーの治療研究
 /小牧宏文(国立精神・神経医療研究センター)

●好評コーナー
人として◆
カラーユニバーサルデザイン機構/伊賀公一さん
ニュースナビ◆JD「憲法と障害者」集会から/社浦宗隆
●あの人 「この道より我を生かす道なし」津田充幸さん
●優生思想の歴史を学ぶ 優生保護法と障害者
  第5回 ハンセン病と優生手術/船橋秀彦(全障研茨城支部) 

ピース犬の満腹食べ歩き/私のとっておきクイズ/ようこそ!カムホーム/世界のトイレにイットイレ/教えて、タカシ先生!/みんなのひろば/BOOK&イベント /私のお気に入り絵本

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編集 全国障害者問題研究会
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