みんなのねがい
2020年5月号


表紙写真/安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
表紙のことば=東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市。
港にほど近い場所に暮らしていた佐藤一男さんは自宅を失い、9年近くの間、仮設住宅での暮らしを続けてきました。
2019年12月、ついに災害公営住宅への引っ越しが叶い、一家はようやく日常を取り戻すための一歩を踏み出しました。
「床や壁って、こんなに暖かかったのか…」と、佐藤さんは噛みしめるように語ります。
「なにより、娘たちが友だちを家に呼べるようになったことが、親としてはうれしいんです」。
復興への歩みはそれぞれちがいます。誰も取り残さないための取材を、これからも続けます。


特集=特別支援学級のいま

特別支援学級の現場からの声
わくわくどきどき 仲間と楽しい算数を!/桜井佳子
価値のある発表会を/渡部恭吾
ともに学んで… /荒木幹子(神奈川)
自我を育てことばをはぐくむ
 安心して過ごせる場と仲間のなかで/大島悦子(全障研大阪支部)
【インタビュー】いま、あなたに伝えたい 対話と読書/田中優子(法政大学総長)

子育ては誰でも“若葉マーク”  第2回 「餅は餅屋」なのだから 専門家と出会うために
/近藤直子(あいち障害者センター)


【グラビア】写真が刻む時/土佐和史

障害のある若者たち 学び 就労 余暇
第2回 ゆっくり、じっくり −青年期を謳歌しよう/小林正尚・池田普子(和歌山・シャイン)   
わたしの教材・教具/杉山敏夫(東京)

連載

出会いはタカラモノ 子どもから教えられたことばかり
 第2回 こだわりだから仕方ない?
 佐藤比呂二(特別支援学校)
■

高齢期を迎えた障害者と家族 老いる権利の確立をめざして
 第2回 ”ケア”と”子育て”の境界
 田中智子(佛教大学)
 

気づきからはじまる子ども理解 
第2回 「居心地のよさ」について考える/土岐邦彦(元岐阜大学)


障害者権利条約の最前線
第2回 権利条約のいまの到達点/薗部英夫(JD副代表・全障研副委員長)

ニュースナビ 通級教室の教育条件改善を/石原真由美(通級教室教員)

人として 過去のつらい時間を未来へのギフトに/YOU(シンガーソングライター)

この子と歩む 着登希江(名古屋市)

実践の魅力 山中信吾(特別支援学級教員)

みんなのスポーツ/BOOK/みんなのひろば ほか

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編集 全国障害者問題研究会
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