みんなのねがい
2020年7月号
表紙写真/安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
表紙のことば=熊本県阿蘇市で農家を営む岡田留里子さん。
2016年4月に熊本地震の被害を受け、次の出荷に再起をかけていた矢先に、阿蘇山の噴火が起きた。
火山灰を浴びたイチゴの葉は、焼けただれたように真っ黒だった。
それでも地道な復旧作業を続け、次の春には念願の再出荷にこぎつけた。
「自然は恐い。でもそれ以上の恩恵を私たちにくれるの」。
留里子さんの手の中で輝くつやつやとしたイチゴの実は、自然と人間が同じ空間を分かち合いながら育んできたこの地の宝物だった。
孫のひなたちゃんは、そんな大粒のイチゴが大好物だそう。
緊急特集=新型コロナウイルス感染症の拡大と私たち 現場はいま 各地からの声 日本型社会保障はコロナ禍で機能しているのか/芝田英昭(立教大学) 特集=知ろう語ろう 北海道に暮らす仲間たち 一人ひとりが小さな一歩を踏み出すきっかけに/前田哲 旭川が呼んでいる/二通諭 「おかえり」からはじまる寄宿舎教育の魅力を再発見/熊谷幸喜 グループホームでゆたかに暮らす/西竜之介 ようこそ旭川へ!/安藤路恵 *北海道大会は中止となりました 【インタビュー】 いま、あなたに伝えたい 最終回 社会運動は身近なところにある /田中優子(法政大学総長) 子育ては誰でも“若葉マーク” 第4回 しんどい子育てを支えて 食事の悩み /近藤直子(あいち障害者センター) 【グラビア】魂を受け継いで/土佐和史 わたしの教材・教具/木下博美(京都) 連載
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