みんなのねがい
2021年7月号
表紙/安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
表紙のことば=具志堅隆松さんは、沖縄で40年近く、戦争で犠牲になった人々の遺骨の収集を続けている。
とりわけ激戦が展開された本島南部の土砂が今、辺野古の新基地建設のための埋め立てに使われようとしている。
その方針が通ってしまえば、遺骨が混じっているかもしれない土砂で、海を埋め立てていくことになってしまう。
「戦没者の血が染み込んだ土砂を、新たな基地を作ることに使うこと自体、戦死者への冒涜だと思うんです」
と、具志堅さんは3月、県庁前で抗議のハンガーストライキを行なった。
人道上の問題として声を広げられるかが今、問われている。
特集=子どもたちに当たり前の学校を ~教育条件を考える 安全に安心して学校に通えるように/三原瑞穂(東京) すべての子どもたちを安心して学校に通わせたい!/大谷暁子(鹿児島) 乳幼児からつながる運動の軌跡/鮫島まゆみ(伊佐市) 未来の子どもたちに十分な教育を!/白井道代(埼玉) 今こそ学校・教室不足の解消を!/小野知二(埼玉高教組) 安心できるクールダウンの部屋を整えて/榧木鮎美(大阪) 親と声をあげ続ける/熊本勝重(支援学級) 特別支援学校設置基準問題にみる特別支援教育条件整備の課題/髙橋 智(日本大学) 【インタビュー】伝えること、生きること 第4回 人をつなぐ場/坂上 香(ドキュメンタリー映画監督) わたしとあなた、そしてみんな 子どもの発達と集団 第4回 心地よいから一緒にいたい/小渕隆司(北海道教育大学) 災禍をこえて 第4回 苦しいなかでも安心できる場として/前河えみ(兵庫・放課後等デイサービス「エントランス」) 【グラビア】またあした/吉田亮人(写真家) わたしの教材・教具 読める、わかるを積み重ねて~英語教材/加藤由紀(元中学校) 連載
基礎から学ぶ 障害と医療 第4回 てんかんの発作症状と観察点/高野知行(医師・びわこ学園医療福祉センター野洲) 発達保障インタビュー バトンゾ→ン どの子どもと親にも安心できる療育を(下)/冨永純子(大阪・パピースクール元職員) ニュースナビ 生活保護基準引き下げ違憲訴訟・大阪地裁判決 /雨田信幸(生活保護基準引き下げ違憲訴訟を支える大阪の会事務局長) 人として みんなが笑顔でいられる学校 /佐久美順子(障害児学校の設置基準策定を求め、豊かな障害児教育の実現をめざす会会長) この子と歩む/坂本真祐子(静岡市) 実践の魅力 通級指導教室から見えてきたこと/藤木桂子(大阪・通級指導教室) 島の風(前原昌和)、サークル・読者会だより、みんなのひろば、BOOK、裏表紙=私のタカラモノ ■ご感想、ご意見はここをクリックしてメールください 本誌購読について ・本誌は、全国どの書店でも注文できます(セブンイレブンでも注文できます) ・直接当会出版部へのご注文は注文用紙(ここをクリックしてください)で電子メールください 送料含む代金は郵便振替にて1週間以内にご入金ください。 定価 715円(本体650円・税65円) 編集 全国障害者問題研究会 |