みんなのねがい
2021年9月号
表紙/安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
表紙のことば=カンボジア、首都プノンペン郊外。田畑の中にある村は、私がこの国を訪れる度に滞在している場所だ。
周囲に殆ど電気が通っていないこの村では、子どもたちの遊びの時間は日没までだ。
日が沈んでいくのを惜しむように、彼らは草原で大好きなシャボン玉を追いかける。
村の暮らしはとてもシンプルだ。
夕日が夜の闇に変わる前に、子どもたちは家に帰り、夕食を終え、蚊帳の中で眠りにつき、
また夜明けの太陽と共に水浴びをして新たな一日を迎えていく。
そんな自然のリズムと共にある営みに触れたくて、私はこの地に通い続けているのかもしれない。
特集=自助・共助・公助を考える 沖縄社会からみる「共助」/上間陽子(琉球大学) 生活保護基準「引き下げアカン!」生存権を守れ/山内一茂(大阪原告団代表) 自助・共助・公助を相談支援から考える/中山英和(障害者生活支援センター) 自分のことばで思いを伝えよう ~青年期の「自分づくり」を支える/櫻井多岐子(和歌山) 人権としての社会保障 「自助・共助・公助」論の欺瞞を糺す/芝田英昭(立教大学) 【インタビュー】伝えること、生きること 最終回 価値観を揺らす出会い/坂上 香(ドキュメンタリー映画監督) わたしとあなた、そしてみんな 子どもの発達と集団 第6回 ゆるし、学びあう子どもたち/小渕隆司(北海道教育大学) 災禍をこえて 第6回 生命の尊さと向き合い学ぶ/竹野 晃(東京・清瀬わかば会) 【グラビア】またあした/吉田亮人(写真家) わたしの教材・教具 「空気」を楽しもう!/吉村邦造(群馬・特別支援学校) 連載
基礎から学ぶ 障害と医療 第6回 てんかんの治療法/高野知行(医師・びわこ学園医療福祉センター野洲) 発達保障インタビュー バトンゾ→ン 親と仲間とつながりつづけて ”発達保障の砦”を築く(下) /大迫より子(鹿児島・むぎのめ子ども発達支援センターりんく) ニュースナビ 少年法「改正」の何が問題なのか /小林善亮(弁護士) 人として 高齢期も自分らしく生きていけるように /天海 正克(「65歳問題」天海訴訟原告) この子と歩む/大久保玲可(東京・小平市) 実践の魅力 人が好きになれる場所に/白田真琴(特別支援学校) 島の風・屋久島(前原昌和)、サークル・読者会だより、みんなのひろば、BOOK 裏表紙=私のタカラモノ ■ご感想、ご意見はここをクリックしてメールください 本誌購読について ・本誌は、全国どの書店でも注文できます(セブンイレブンでも注文できます) ・直接当会出版部へのご注文は注文用紙(ここをクリックしてください)で電子メールください 送料含む代金は郵便振替にて1週間以内にご入金ください。 定価 715円(本体650円・税65円) 編集 全国障害者問題研究会 |