みんなのねがい
2021年10月号
表紙/安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
表紙のことば=16歳の時、広島で被爆した李鐘根(イ・ジョングン)さん。
子どもの頃は出自によって差別に遭い、被爆後は「原爆がうつる」という偏見に苦しんだ。
長らく、ルーツも被爆者であることも表に出さずに生活を続けてきた。
自身の名前と共に、証言活動を始めたのは80歳を過ぎてからだ。
地球一周しながら被爆証言をする、ピースボートが主催するプロジェクトに参加したことがきっかけだった。
姉の行方はいまだにつかめておらず、悲しみはなお深い。
それでも、被爆体験の伝承者育成に携わり、世代をこえてバトンを受け渡そうと、日々奔走している。
特集=さわる ふれる 彫刻の視点 触れる美術鑑賞/武末裕子(山梨大学) 先生とならがんばれる/中野亜希(滋賀・特別支援学校) 「ふれあい」で深まる人間関係/日暮かをる(東京) 体験すること、さわることを大切に教育活動を創っていく/星裕子(筑波大学附属視覚特別支援学校) ふれることとコミュニケーション/別府 哲(岐阜大学) 【インタビュー】伝えること、生きること 第1回 芸術と想像力/永井 愛(劇作家・演出家) わたしとあなた、そしてみんな 子どもの発達と集団 第7回 場面や状況が変われば/小渕隆司(北海道教育大学) 災禍をこえて 第7回 新型コロナ流行下で日常を支える/谷 哲仁(北海道・楡の会) 【グラビア】またあした/吉田亮人(写真家) わたしの教材・教具/奥村操子(鳥取養護学校) 連載
基礎から学ぶ 障害と医療 第7回 てんかんと日常生活/高野知行(医師・びわこ学園医療福祉センター野洲) 発達保障インタビュー バトンゾ→ン ひとりぼっちで悩む親をなくすために -親として、職員として(上) /中川多美子(東京 江東区・乳幼児親子教室) ニュースナビ 医療的ケア児支援法の成立と課題 /下川和洋(NPO地域ケアさぽーと研究所) 人として 陶芸で描く「原爆」 今、叫びを感じて /福山 桂子(小児科医) この子と歩む/髙橋裕子(奈良) 実践の魅力 みくちゃんの笑顔が教えてくれること/遠藤明子(神奈川・ひびき金港町保育園) 島の風・新島(妹尾豊広) サークル・読者会だより、みんなのひろば、BOOK 裏表紙=私のタカラモノ ■ご感想、ご意見はここをクリックしてメールください 本誌購読について ・本誌は、全国どの書店でも注文できます(セブンイレブンでも注文できます) ・直接当会出版部へのご注文は注文用紙(ここをクリックしてください)で電子メールください 送料含む代金は郵便振替にて1週間以内にご入金ください。 定価 715円(本体650円・税65円) 編集 全国障害者問題研究会 |