みんなのねがい
2022年5月号


表紙/安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
表紙のことば=東日本大震災当時小学校1年生だった佐藤あかりさんの自宅は、港からほど近かったために全壊し、家族と共に小学校の体育館に避難した。
その後、2ヵ所の仮設住宅での暮らしが9年近く続き、2019年12月、ついに災害公営住宅への引っ越しが叶う。
充実した高校生活を送っていたところに、今度は新型コロナウイルスの感染拡大がふりかかり、日常はまた一変した。
この春から、あかりさんは内陸にある短大に進学し、保育を学ぶ。
いずれはまた地元に戻り、「防災に関係するような絵本を子どもたちに読み聞かせたい」と未来への意気込みを語ってくれた。

特集 自閉スペクトラム症~教育実践から考える

自閉症教育における支援プログラムとの「ほどよい」つきあいかた 赤木和重(神戸大学)
人とのかかわりのなかで育ちゆく 山下紋奈(特別支援学校小学部)
気持ちをわかろうとし続けること 石田誠(与謝の海支援学校中学部)
激しい行動の裏に隠れた繊細なこころに気づく時 長友志航(養護学校高等部)
子どもを信頼し、よりよい実践のあり方を考え続ける 児嶋芳郎(立正大学)

【インタビュー】あなたと、話したいこと/平野啓一郎(小説家)

やぎさんメーる/小森淳子(岐阜・脳性まひ当事者)

マンガ だいじょうぶ大丈夫/塩見陽子・うじたなおき
【グラビア】僕が知らなかったこと/土佐和史(写真家)

わたしの教材・教具/小林晴美(兵庫・保育士)
新連載

発達のなかの煌(きら)めき 
第Ⅰ部 障害のある子ども・なかまの発達
第2回 あなたといっしょに、もっと生きたい
     -重症児の発達に寄せて
 /白石正久(龍谷大学名誉教授) 白石恵理子(滋賀大学

ホームページ連動  解説版 <もう一つの「発達のなかの煌(きら)めき」>
 
第1回 「障害のある子ども・なかまの発達」を学ぶために   /  PDF版
 第2回 乳児期前半の発達の階層-段階   /  PDF版

仲間と親とあゆみ続けて 
 -32年間の障害者福祉実践
第2回 デイサービスみなみでの出会い
 /佐藤さと子(ゆたか希望の家 相談支援事業所)
 

基礎から学ぶ 障害と医療
第2回 食物アレルギー症状への対応 /西村龍夫(大阪 にしむら小児科・医師)

発達保障インタビュー バトンゾ→ン/河原京子さん(和歌山・東牟婁)

ニュースナビ 障害者自立支援法違憲訴訟 第12回定期協議と天海訴訟の焦点
/薗部英夫(JD副代表)

人として/せやろがいおじさん(芸人)
この子と歩む/内藤佳子(川越市)

子ども虐待と家庭支援②
子どものねがいにふれる時/鈴木浩之(立正大学)


実践の魅力 絵本をみんなで読んでみたい/金坂美穂(特別支援学級

世界の風/大和田章、みんなのひろば、BOOK、サークル・読者会だより/増井恵美

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定価 715円(本体650円・税65円)
編集 全国障害者問題研究会

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