障害者福祉制度改革      
なにが問題か 
絶版 
障害者自立支援法と私たちのねがい

 峰島厚(立命館大学・全障研)・白沢仁(障全協)・多田薫(きょうされん) 編著          
 

  
ISBN4-88134-234-7 C3037       
表紙

 たった二年で支援費制度は破綻。突如として浮上した「グランドデザイン案」、その具体化の障害者自立支援法。しかし名前とは裏腹に、ハッキリしているのは「応益負担」による1割の費用負担。本人が払えなければ扶養義務者が支払う。児童も例外ではありません。猛烈な負担増が強いられますが、ほとんどの障害者・関係者はその内容を知らされないままに国会で決められようとしています。
 本書は、全障研、障全協、きょうされんの3団体の連携による緊急出版です。コラムには、障害児通園施設と利用契約制度、市町村合併と支援費、谷間の障害といわれる脳外傷患者家族から寄せられています。


 はじめに

T
 第1章 障害者自立支援法で何がどう変わるのか
          峰島  厚(立命館大学・全障研副委員長)
 第2章 公費負担医療見直しの問題点と課題
          水谷幸司(全国心臓病の子どもを守る会) 

U
 第3章 日中活動の場、就労支援体系の制度改革課題
          多田  薫(きょうされん事務局長)
 第4章 暮らしの場、居住支援体系の制度改革の課題
          松原 卓(同 生活施設・グループホーム部会長) 
 第5章 精神障害者の支援体系の制度改革課題
          池山美代子(同 精神障害部会)
 第6章 重度重複障害者の制度改革の課題
          赤松英知(同 重度重複障害者部会部会長)

V
 第7章 「三位一体」改革と障害者福祉改革
          塩見洋介(大阪障連協事務局長)
 第8章 障害者・家族が求める社会的支援
          井上泰司(大阪障害者センター常務理事)
 第9章 障害者福祉施策の必須課題と障害者運動の今後
          白沢 仁(障全協事務局長)


    コラム1 障害児通園施設にも利用契約制度が導入される?/近藤直子
    コラム2 市町村合併、そして支援費の終わる日/鈴木正男
    コラム3 谷間の障害 脳外傷患者家族の会として必要な支援課題/東川悦子

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