どうして? 教えて!
 
発達障害の理解

   奥住秀之
(東京学芸大学 准教授)
 
   定価 本体1500円+税  ISBN978-4-88134-155-1 C3037  2013.7.10   
発達障害 表紙

はじめに 

第1章 発達障害の理解と支援

 (1)発達障害についての知識と理解
 (2)学習障害(LD)の理解と支援
 (3)注意欠陥多動性障害(ADHD)
    の理解と支援
 (4)自閉症の理解と支援
 (5)発達性協調運動障害(DCD)
    の理解と支援

第2章 発達障害と学校教育

 (1)発達障害と学校教育の「場」
 (2)通常学級における発達障害児の
     支援体制

第3章 発達障害とアセスメント


第4章 発達障害児への指導と配慮

 (1)発達障害児の学習困難への配慮
 (2)発達障害児の行動・対人関係の
    困難への配慮
 (3)発達障害児と学校段階をめぐる課題

第5章 発達障害と発達保障

資料

おわりに 


カバーイラスト・マンガ/いばさえみ
イラスト

  
   ▲奥住秀之さんがとてもわかりやすく解説しています。
  はPDFファイルです。なか見!可能。ぜひ、のぞいてみてください
 ◆『みんなのねがい』2013年7月号 Book より
   学習の素材として使ってほしい/別府悦子さん(中部学院大学)

 『みんなのねがい』2012年度の好評連載が単行本になりました。私にとっても、コンサルテーションや発達相談の場で、あるいは学生たちへの指導に活用したい待望の書です。

 本書は、まず発達障害の知識と理解をわかりやすく解説しているところに特徴があります。ポイント説明があり、明快な本文とそれを補う形でマンガなども用いられています。改訂が続き、現場が振り回されがちな障害の定義や診断基準、法令、あるいは根拠として引用されることの多い全国調査結果なども添付され、格好の学習資料にもなっています。加えて、支援や対応に関し、現在の到達点や論点となっている事柄を解説した上で、障害児心理学に関する長年の実験研究や実践現場との関わりが深い筆者の考えが示されています。

 単に知識やハウツーにとどまらず、どのように対応を考えたらよいか、保育所や幼稚園、学校や施設、親の会などで集団的に話し合う際の素材にしてもらえるでしょう。さらに、子どもをどうとらえるか、人としての理解をどう行っていくかを抜きに実践は語れませんが、本書では、人の発達の道すじに共通性がある一方、一人ひとりの多様な発達の姿があること、そして、生活の歴史や現実を大事にし、権利を保障する、という発達保障の理念が根底に流れています。

 現在、現場の多忙化には拍車がかかり、効率や経済・学歴競争を助長する風潮がますます広がっています。本書をもとに、子どもたち、障害のある方たちの発達への願いに寄り添い、発達への確信を深め、ゆっくりじっくり生活を送りながら育っていくことの大事さ、そして子どもたちも私たちも「自分はこれでだいじょうぶ」という思いをあらたに共有していきたいと願っています。ぜひ多くの方に手にとっていただきたい書です。
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