ともに、つなげ、ひろげる ~東日本大震災と私たち 全国障害者問題研究会 定価 本体1500円+税 ISBN978-4-88134-145-2 C3036 2013.3.11 |
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目次 Ⅰ部 1章 そのとき障害者は 2章 ともに、つなげ、ひろげる ~全障研のとりくみ 3章 東日本大震災から1年 4章 いま、被災地では 5章 全障研大会重点報告 第45回大阪大会 東日本大震災復興への道をより早く!より強く!/加々見ちづ子(宮城) 第46回広島大会 東日本大震災から1年半 福島からのメッセージ/加賀八重子(福島) Ⅱ部 岩手・宮城の被災地の学校教育と障害者 ―東日本沿岸部大震災・学校教育・障害者/清水貞夫(宮城教育大学名誉教授) 双葉郡地区の児童生徒と障害者の避難と今後 ―原発事故・学校教育・障害者・地域再生/清水貞夫(宮城教育大学名誉教授) ■よびかけ 全国障害者問題研究会 東日本大震災救援本部長代理 品川文雄 東日本大震災からまもなく2年。東日本大震災、福島原発事故を過去のものとせず、障害のある人、家族、関係者の困難な被災状況を記録する 『ともに、つなげ、ひろげる~東日本大震災と私たち』を出版しました。 全障研の救援活動の記録と読み応え十分の清水論文 Ⅰ部は、月刊誌『みんなのねがい』や会機関誌『全障研しんぶん』『全国事務局E-NEWS=東日本大震災情報』などに掲載された記事を中心に構成しました。 このなかで、被災地の会員や『みんなのねがい』読者及び関係団体等の方々は、障害があることで生じた困難な体験や自ら被災しながらも救援活動に力を注いだ体験などをリアルに語り、そのとき感じたり考えたりしたことを語っています。 Ⅱ部では、清水貞夫さん(宮城教育大学名誉教授)が二つの論文を書き下ろしています。被災地に何度も訪れ丹念に取材し、新聞や雑誌等に掲載された震災・原発事故関連の記事を調べ上げ書かれた論文は、見事に被災地の現状や課題を明らかにしています。読み応え十分の論文です。 我が国を変えるメッセージとして 「ひとりのねがいをみんなのものに」、私たちはこれまでも障害のある人、家族、関係者の思いやねがいを出し合い語り合うこと、それらを要求として束ね、要求実現の道筋を明らかにすることに取り組んできました。復旧・復興にはこの思想が必要だと思います。一人ひとりのねがいが実現しない復旧・復興はありえないと思うからです。 本書を通し、全国各地で「障害者の権利を守り、発達を保障するため」日夜奮闘しているみなさんと、被災地で「ともに、つなげ、ひろげる」ことに力を尽くすみなさんの思いやねがいが共有され共感しあればと考えます。 今、我が国を変えるメッセージとして、この『ともに、つなげ、ひろげる~東日本大震災と私たち』を多くの人に広めたいと思います。みなさんの力をお貸しください。 ◆図書紹介 早瀬憲太郎(映画監督・「生命のことづけ」「ゆずり葉」) リハビリテーション 2013年8・9月号 |
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