子どものねがいと教師のしごと
障害のある子どもと創る教育実践の記録
越野和之 河合隆平 編
定価2750円(本体2500円+税)
ISBN978-4-88134-975-5 C3037 2021.10.25 |
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目 次
はじめに/河合隆平(全障研副委員長・東京都立大学)
第1章 障害の重い子どものねがいを聴き取る
1 ボク描きたい/鈴木輝子(特別支援学校)
子どもの現在を過去・未来とつないで理解し展開した実践/茂木俊彦(元・桜美林大学)
2 関係者の支えあいの中で育つAくん/南 有紀(特別支援学校)
発達的理解が「じっくりとした取り組み」を生む/髙木 尚(日本福祉大学)
3 ユウくん、一緒に歩こう!/阿部直俊(特別支援学校)
安心できる居場所で自分づくりをはじめたユウくん/白石恵理子(滋賀大学)
第2章 からだと心をひらき文化を手渡す
1 自己認識を深めることを主体性の育ちに/野津 保(特別支援学校)
ねがいから出発する自分の発見と生活を拓く学び/猪狩恵美子(九州産業大学)
2 言葉の力を豊かに育む授業/鶴町喜代子(特別支援学校)
子どもを見つめること、生活を楽しむこと、言葉が生まれること/川地亜弥子(神戸大学)
3 みんなでつくりあげる音楽発表会/松本将孝(特別支援学校)
誰もが楽しくなければ「音楽」ではない/木全和巳(日本福祉大学)
4 ぶちあわせ太鼓の中で育つ子どもたち/大前 学(特別支援学校)
寄宿舎の日常に根づく和太鼓と子どもたちの育ちあい/山﨑由可里(和歌山大学)
第3章 仲間とともに学びあう子どもたち
1 激しい偏食をもつりんちゃんと仲間たちの3年間/小島貴子(小学校)
大人と出会い直し,仲間とつながる 別府 哲(岐阜大学)
2 「牛とともに」拓く教育/箕浦啓太(小学校)
打つべき手を打って,あとは子どもの力に信頼を寄せる 竹沢 清(元・ろう学校)
3 “たけのこと仲間たち”で取り組んだ「龍神太鼓」/与倉麻美(小学校)
葛藤に寄り添い、本当の願いに応える実践が学校・地域を変える/北川祐子(埼玉・麦の会)
第4章 子どもと向きあう教師たち
1 子どもは「伝えたいこと」をもっている!/塚田直也(特別支援学校)
個人と集団の発達を引き出す実践/荒川 智(茨城大学)
2 町のありようを障害のある人と共に考える/村上 徹(元・小学校)
同意を前提とすることが信頼度を高める/越野和之(奈良教育大学)
3 教員としての25年の歩みと育ち/鈴木こずえ(特別支援学校)
教員として生きることとは 教員として育つこととは/土岐邦彦(元・岐阜大学)
おわりに/越野和之(全障研委員長・奈良教育大学)
◆学びのわプロジェクトへ◆
本づくりを支え、学びの”わ”を広げるプロジェクトです
出版記念オンライン学習会決定しました!
日時 2021年12月4日 (土)13:午後 講師=竹沢清さん
コロナ禍で教育実践を深く学びにくくなった方、自分の近くに語り合える仲間が見つからずサークル活動に一歩が踏み出せなかった方、この機会に一緒に学びの“わ”を広げませんか。
このプロジェクトのコンセプトは、
◯学びの機会をつくる ◯学びの仲間をつくる ◯学びのうねりをつくる
です。
具体的には、別紙資料にあるように「本づくりを支える」こととその本にかかわった「学びあいの“わ”を広げる」活動を行います。
◯書籍を刊行します=障害者問題研究の「実践に学ぶ」コーナーに掲載された教育実践報告の出版の資金援助を行います。
◯オンライン学習会を開催します=出版前から、そして出版後も障害者問題研究の「実践に学ぶ」コーナーに掲載された教育実践報告をもとに、オンラインでの学習会を行います。限られた誌面では語り尽くすことのできなかった実践者の思いや実践の背景なども学び尽くし、普遍的な教育実践として大切にしたい視点を学びあいたいと思っています。
◯仲間と学習の“わ”を広げます=仲間とつながって、自分たちで学習の企画を立て、学びの“わ”を広げましょう。
ぜひ、みなさんプロジェクトメンバーになってください。
▶詳細情報
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