イオン出店問題を考える前沢・南町の会情報 *イオンによる「出前」説明会のようすを事務局の責任で編集した情報です。 *この情報の無断転用などはお断りします。 2006年5月7日説明会での主な応答 <問>交通渋滞、排気ガスなど大気汚染のシュミレーションと対策は? <答> ・特別にある方だけに説明はできない(情報の平等性) ・広域の交通予測はしているが、データを出す以上はいいかげんなものは出せないので、 資料作成は難しい。 ・所沢街道のガスト前の交差点。「5小通り」へむかう車は3割は右折する。 逆に「5小通り」からの車は3割は左折する。そのため、新所沢街道が開通した際には、 「5小通り」の車の量が現状よりも減ると予測している。 ・平成22年には新青梅街道と通じる。平成21年には中央公民館前を通る道路が 小金井街道に抜ける。道路状況は改善される。 ・大気汚染については、東京都環境アセスメント対象事業なので、現状計測、開発予測、 必要な対策講じる必要があるため、夏頃ぐらいまでに説明会(都レベル)がある。 現在、予測作業をしている最中で、その結果をもって説明させていただきたい。 <意見> ・「交通予想」を、できるのにやらないのはどうして? イオンがやらなくてどこがやるの? ・開店により、7000台の車が増えた場合、どこで渋滞がおきるか、それを教えてほしい。 イオンはこの道路条件でやっていけると判断しているのだから、 その予想する交通の流れを示してほしい。 ・住民の感覚は、道路が出来ても、イオン出店は無茶。それが「ちがう」というなら、 目で見てわかるようなシュミレーションでイメージでつかめないと、みんな不安。 ・作っても「一年もたないよ」の声ある。 <問>工事期間中の同上の対策は ディーゼル車の排ガス汚染、工事用車両の規制は? 安全のチェックの保障は? <答> ・「環境アセス」のなかで説明する。いまの段階では説明できない ・東京はディーゼル車規制が強い。搬入車両では使っていない。 <問>雇用、税金など <答> ・土地は借り、たてものをイオンが建てる。市にとっては土地は増収、建物規模での増収、 法人市民税、雇用による地方税、タバコ税、消費税(市町村還元文)など 雇用人数は正確な人数はしきれない。面積もまだ確定していない。 <問>「工事中は現行の道路ですすめることになる。工事の説明会は着工前にする」 それはいつ、どこでやられるのか?など <答> ・建築計画、工事計画は決まっていない。着工は秋、9月ではなくもっと遅い ・事前の改善点の懇談会は、ご要望があるようでしたら市に伝えていただきたい ・障害者雇用は自慢できる状態ではありません。1.812%で法定ぎりぎりです。 ・高齢者、障害者との共生 主たるターゲットは、団塊世代とその子弟の30代のファミリー層 4月9日説明会での主な質疑応答 4月9日、2度目のイオン担当者による説明会(14名参加)でしたが、 とりわけ道路の交通めぐり説明がしきれず(下図参照)、 イオン側からもひきつづき説明したいとのことで、第3回目の会合を、5月7日に開くことになりました。 <問>開店予定は何年何月? <答>来年春の開店予定は公式には変えていない。しかし、警視庁協議の遅れなどあり、実際は 来年の秋頃を想定している。 <問>ずさんな道路計画でも出店する展望はどこにあるのか? <答>当初、現道のままでつくるのは難しいと考えたが、3・4・18号の予定がわかり、それができれば処理は可能と判断した。 <問>工事期間中のダンプなど車両対策、交通安全対策はないのか? <答>工事計画ができていないのでいまはない。工事期間は短く(約9か月)したい。 8月に予定される審議会(一種住宅地を商業地に変更?)の決定後、工事着工する。 工事中は現行の道路ですすめることになる。工事の説明会は着工前にする。 <問>交通渋滞、排気ガス、子どもたちのぜんそくが心配。ガスト前では現在1日7450台の交通 量が、イオンができると4830台に減る?という交通予想の根拠はどこにあるのか? うなぎの川松からひばりが丘駅までいったい何分かかることになるのか? 3割も交通量がふえてどうなるかのイメージがわからない。 住んでいる人の視点で説明してほしい! <答>わかりました。宿題にさせてください。住民にはきめ細かくわかりやすく説明したい。 <問>雇用により本当に市の税収は増えるのか? <答>雇用は、テナントが決まっていないので正確な数字はでていません。
■4月9日、「イオン出店問題を考える前沢・南町の会」が発足しました。 目的ととりくみ ・イオン東久留米出店に関する情報を収集し、市民に考えるための情報を提供する。 ・必要な意見表明をイオンや東久留米市などにおこなう。 ・旧第一勧銀グランド跡地利用と環境を考える会など関係団体と連携する 当面するとりくみ 旧第一勧銀グランド跡地利用と環境を考える会(塩田俊朗代表)のよびかける行動に協力 ○「要請書」署名を集め、市長要請行動を 日時 5月10日(水) ○イオンの出店と東久留米の環境とまちづくりを考える市民のつどい チラシ(PDF) 日時 5月20日(土)午前10時〜12時 会場 市民プラザホール 報告 藤田敏夫(環境アセスメント問題都民連絡会)・木村陽治(元都議)・渡辺建一(市議) イオン東久留米出店をめぐっての3つの疑問 3月18日 第一勧銀グランド跡に計画されているイオンの大ショッピングセンターの「説明を聞く会」をもちました。 2月に、南沢と南町だけに限定して説明会が行われました。「どうして前沢だと参加できないのか!」とイオンに電話すると、「お宅に伺い説明させてください」。ならばと、3月18日、前沢・南町などの関係者で、「出前説明」を聞きました。そこで明らかになったことは大きく3つです。 1)道路は大問題。工事期間中のダンプ車両対策もなし。 イオン開店予定は来年ですが、完成する道路は新所沢街道が南町小から北に向かい所沢街道に抜けるところまで。そこから計画地までの150メートルは市が7億ほどの税金を投入し(それ自体重大問題)つなぐようですが、それだけなのです。 計画地から北へ抜ける道路の完成は15年後の平成33年とか。 工事中の交通安全対策を聞くと「対策案はない」とのことです。 2)超渋滞、排気ガス充満、子どもたちのぜんそく心配 イオンの試算では1日あたりの来店者は31800人。来車は7600台! いったいどれだけ車が増えるのか? これは超渋滞、道路に車が溢れること必至で、排気ガスの影響はじつに深刻です。 3)住民無視して市が無責任誘致! 市に説明責任あり! 「現状の道路のままでは処理が難しい」と悩むイオンに、市は道路を走らせ、「1種住専」地域を「商業地」に変更する?をもちかけ誘致? 全市中の小売店の売り場面積に匹敵する大店舗がオープンすれば、商業者の廃業続出が予想されます。 市が言う「税収数億円?」もほんとなのでしょうか。 しかし、最大の問題は、ほとんどの市民はまったくこの事実を知らされていません。 住民を無視した、市のイオン無責任誘致は断じて許せるものではありません。 イオン出店予定地周辺の道路計画
■(仮称)イオン東久留米ショッピングセンター計画に関する説明会資料 H18年2月 ○資料1P(概要/都市計画上の扱い) ○資料2P(地区計画区域/建築計画案・建物配置図) 3月最新版建物配置図 ○資料3P(計画案・立面図/交通計画) ○資料4P(幹線道路整備計画/環境影響評価) ■参考 ○イオン北戸田ショッピングセンター(埼玉) ○イオン津田沼ショッピングセンター(千葉) ○イオン太田ショッピングセンター(群馬) P4200台、郊外店、イオンモール ○イオンのホームページ |
イオン出店問題を考える前沢・南町の会