●イオンが東久留米に出店? Q1第一勧銀グランド跡ってどこですか? A 南沢5丁目。第5小学校の南に面し、周辺は住宅地です。 詳しい地図 Q2 だれの土地? A 中央不動産(みずほ銀行系)の土地をイオンが借ります。 Q3 規模は? A 敷地面積約5万5千u。のべ床面積は現在の市内小売店合計に匹敵します。 人口11万人の東久留米に1日あたり来店者3万人。来車7600台! 詳細資料 Q4 建設工事、開店予定は? A 2007年春開店めざすが半年遅れの秋が想定されています(イオン説明)。 ●環境・健康への影響は Q5 「全国でも例のない」最悪の事情って? A 出店予定地の隣は5小です。周辺には小学校、中学校、保育園、特養ホームもあります。 「全国でも、小学校の前に出店した例はありません」とイオンも認めています。 Q6 交通渋滞は? バスも救急車もなかなか来ない場所になるのでは? A 現状と今後の道路状況では大渋滞は必至です。イオンや市は「渋滞は起きない」根拠を 示せません。バスはいつ来るかわからず、緊急時、救急車や消防車がなかなか到着でき ないなど日常生活に重大な影響を及ぼしかねません。 Q7 排気ガス(NO2)はなぜ健康に悪いの? A NO2は大気汚染の主犯とされ、ぜんそくの症状を悪化させます。東久留米の小学生の 気管支ぜんそく罹患率はいまでも高く自然有症率の2.5倍です。 環境基準は0.06ppm以下ですが、予定地周辺は市内最悪で基準をこえています。 ここに一日1万台こえる車を誘導。巨大駐車場など市民の健康への影響は深刻です。 Q8 5小の桜は切られ、校庭は削られるってホント? A 「5小通」の道幅は6メートル以下。現在の桜などの並木に歩道を広げる計画です。 6月議会には5小の父母が校庭削減の見直しを求め陳情し、「趣旨採択」になりました。 Q9 「水と緑の町」の東久留米の湧水への影響は? A 大きな工事では湧水は問題となります。現在、対策案は示されていません。 Q10 建設工事期間中の安全、環境対策はだいじょうぶ? A 「いまの段階では説明できない」「環境アセスで説明する」とイオンは言います。 しかし、工事中は現行の道路事情のまま、最短9か月の突貫工事となる予定。 ●くらし・子育ては Q11イオンができると買物はホントに便利になる? A 一面では「便利」になるかもしれません。でも、失うものは多いです。車を運転しない (できない)「交通弱者」にはとても「不便」になります。徒歩や自転車で生活に必要 なものがそろう地元商店街はなくなるかもしれません。 Q12商店街はどう考えてるの? A 市長は「お客は地元に帰ってくる」と言いますが、「シャッター通りになりかねない」と、 周辺の南沢、ぴぴ通り商店会だけでなく、滝山商店会なども出店に反対しています。 Q13 娯楽施設ができたら子どもたちの生活は? A 「ゲーセンは入らないが、現代版遊具は入る」(イオン)。営業は23時(予定)まで。 各地ではトラブル、万引、恐喝などで「出入り禁止」を宣言する学校もあるそうです。 ●市政の疑問 Q14 イオンのために7億円の税金で市道をつくるってホント? A 3月議会で、所沢街道から出店予定地までの150メートルの建設を決めました。 イオン誘致のため、東京都が整備する道路を、市は新たな負担(2年で7億)をします。 Q15 イオンを野崎市長が誘致する理由は? A 「税収改善になる総合的視点から判断」(野崎市長)と述べています。 Q16 市は本当にもうかるの? A 市長は6月議会で「イオンなら(税収は)3億こえる」と答弁しました。イオンは、 土地(借地)・建物、法人市民税、雇用による地方税、タバコ税、消費税(市還元分)など があると説明しましたが、数字は明らかにしていません。不確定要素が多いのです。 Q17 どうして市は独自に環境調査をしないのですか? A イオンと東京都の(環境影響)調査報告を尊重するからが理由です。「きちんと評価される はず。主体的な環境調査は考えていない」(助役)。 市の独自調査を求める陳情は「市で調査する金はない」と不採択されました。 ●これからどうなる? どうしたらいい Q18 イオンの出店って決まってることじゃないの? A 決まっていません。予定地は現在「流通業務地区」のため大型店出店はできません。 用途変更(市の都市計画審議会)が必要です。さらに、着工にあたっては 東京都の環境影響評価条例をクリアーしなければなりません。 現在の到達点 Q19 都市計画マスタープランの変更はどう考えたらいいの? A 市の「都市計画マスタープラン」は、出店予定地の「南部地区」を、「水と緑を生かした 交流拠点」とし、「周辺の住宅環境と調和した流通・業務機能を誘導」するとしています。 この変更には、ていねいな説明と住民合意の民主的な手続きがまず必要です。 Q20 「環境アセス」って? 東京都の環境影響評価制度って? A 都の環境アセスメント制度(環境影響評価制度)のことです。環境に与える影響を予測・ 評価し、専門的立場で審査します。市長だけでなく、住民や都民からの意見を聴きます。 評価項目は、大気汚染、騒音振動、水質汚濁、生物・生態系、日影、電波障害、 風環境、景観、史跡・文化財、廃棄物などがあります。 Q21 東久留米の環境基本条例は? A 市は、「事業の実施が環境に及ぼす影響を事前に評価するための必要な措置を講ず る」(第16条)としています。市長は自らつくった条例に違反するのでしょうか。 Q22 どうすればイオン出店を撤回し、見直すことができますか? A 大型店の「野放し」出店を是正する声は全国で高まり、熊本や佐世保では市長が反対を 表明。長野市などではイオン出店をストップさせました。 東久留米でも当初計画からは大幅に遅れています。市民の世論を大きくし、運動を継続 することで、出店を見直しさせることは可能です。 Q23 協力できることはなんですか A 「出店計画の中止を求める要請書」の署名を広げてください。また、住民監査請求や さまざまな陳情などにご協力ください。そして、ぜひ、私どもの会にご入会ください。 市民参加による第一勧銀グランド跡地利用をともに考えていきましょう。 |
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