親父が倒れた日
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[ 世情 ]
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年度末から年度初めにかけて、じつにいろんなことがある。
現在進行形のことが多いのでほとんど書けない。
カミサンと結婚して20年がたったこと、
娘が高校生活最後の定期演奏会を成功させ青春してることなど
嬉しいこともあるけど、
もっとも直近の出来事は、ちょっと重いな。
金曜日に親父が倒れた。
今日、往復5時間かけて見舞ったが、
結果は軽症の脳梗塞のようで、入院3日目、
言語にややマヒがあり、右手と右足にマヒがある。
今後のリハビリ勝負というところだが、わがふるさとの医療環境は深刻だ。
救急病院は人口20数万のエリアに1か所しかなく、いつも満杯状態だ。
産婦人科や小児科の撤退はもとより、
内科の医師さえ地元医大からの派遣もあやしい。
他の病院は寝たきり状態の高齢者たちで満杯だという。
この環境で、お袋が看病疲れで倒れようなら、いったいどうなってしまうのか。
なんとも、寒すぎる、医療と介護の現場だ。
漠然と思っていたことが、いざ現実に直面すると、
やはりとんでもない環境であったことを思い知らされた。
数か月前に訪問したデンマークでは、県は医療すべてに責任をもつように
行政機構を大転換していた。
医療も、福祉も、教育もどこまでも無料だった。
当人も安心ならば、家族も安心できる。
どうして、この日本では、政治がとるべきあたりまえのことができないのか。
今日は、統一地方選前半の投票日。
ふるさとは県議選は、立候補しているのはすべて保守。
医療や福祉と同様に選択肢さえない。
散歩の盟友をおもい、忠犬ジャンヌもうかぬ顔をしてた(写真)
(わが家は女系で、犬も女系。歴代、ジャンヌダルクのジャンヌを名のっている)