わたしの事務所のある高田馬場は、 鉄腕アトムが誕生した「科学技術庁」のある街だ。 4月7日はアトムの誕生日ということで、 すこしばかりのイベントもあったようだ。 気に入っていたのはJR高田馬場駅の発着チャイム音。 商店街の要望で、あの「空をこえて〜」のメロディ(^_-)
アトムについては、『障害者と家族のためのインターネット入門』の「編集を終えて」で 科学技術は「正義の味方」で、人々を互いに近づけ、理解し合い、 人類が幸福になるためにあると信じられていました。 とチャップリンの独裁者の演説の一説をもじりながら、ITと人間との関係で紹介したことがある。
で、わたしの手塚治虫ベスト3!!
1)「火の鳥」 これは日本史のまさに教科書でいい。手塚の歴史観と人間観の結実。雑誌のシリーズ、単行本のシリーズともに永久保存(^_-) 「黎明編」のラストシーン、火の鳥が主人公のこころに呼びかけます。「生きなさい!」
2)「アドルフに告ぐ」 これも歴史、それも現代史、ヒットラーの秘密を縦軸に、戦争と平和、民族とは何かを伝える。単行本のハードカバーで永久保存。 3)「きりひと讃歌」 「ブラックジャック」と悩んだけれど、やはりその原型となる作品で、医療と差別と権力に迫る。 番外で 「W(ワンダースリー)3」 戦いのつづく地球を救うべきか、滅ぼすべきか。意見の別れた銀河同盟は銀河パトロール隊W3を調査員として送り出した。動物に変身した3人と少年・真一くんの活躍。ラストはじつに感動的で、こどもごごろに刻印された。 銀河同盟は地球は宇宙に存続を許されない野蛮で危険な国と断定、破壊を指令。(アメリカみたい(^^;))しかしW3の面々は「友情」をとり、銀河同盟の裁判で追放刑に。3人は別々の星にそれまでの記憶を消されてその星の生きものの姿にされて捨てられる、、、 しかし、3人は地球人をそれぞれが希望し、じつは少年・真一くんの恩師、ガールフレンド、ビンボーな発明家として真一を慈しんでいたのだというお話。 あらすじを書いただけで胸が熱くなる。 ちなみに手塚さんの晩年のお宅は東京・東久留米市。 わたしの住む街です(^_-)
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