電子投票 大いに疑問 電子投票導入に躍起だ。 全国に先駆けて実施された岡山県新見市にはマスコミが殺到。 銀行のATMのようなタッチパネルの端末を使い投票所で投票、 その電子データを集計する。 「操作は簡単」「集計が早い」。 岡山出身の総務大臣は国政選挙もぜひにと意気込む。 動くmoneyの大きさも心配だが、そもそも論に疑問がふくらむ。 日本障害者協議会(JD)は、 「すべての有権者が自分に適した方式を選択して 参加できる投票制度の充実を」として、 「とりわけ、電子投票の導入にあたっては ”すべての有権者に使えるか” ”投票の秘密は守られるか” など、障害者を含めた慎重な調査が必要です」 と提言している。 スウェーデンの投票を参考にしてみたい。 じつに簡単だ。 支持する政党のカードを封筒に入れて投函するだけ。 投函場所は、投票所、郵便局、国外の大使館、船上、 病院、サービスハウスなど。 少なくない障害者は信頼できる人に封筒を託す。 投票所の入口には政党支持者が終日、村祭りのような雰囲気で、 投票して欲しい政党カードを配っていた。 http://www.nginet.or.jp/~kinbe/SAS/sas8.htm スウェーデンはアメリカをしのぐ世界一のIT普及国。 政党はインターネットを活用し政策を語る。 しかし、投票はシンプル・イズ・ベスト。 大切にすべきことが明快である。 では日本は。 |