みんなのねがい
2018年4月号

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表紙写真/安田菜津紀


●新連載スタート!

自閉スペクトラム症児者の心の理解
 第1回 自閉スペクトラム症児者の心をさぐる
 別府 哲(岐阜大学)
「なぜこだわるんだろう? どうして激しく怒るのか? 自閉スペクトラム症児者と関わるとき、その「心」がわからず、悩むことはしばしばあります。現場では、目に見えず測ることのできない「心」は扱うべきではなく、測定可能な「行動」を変えることのみが強調されがちです。一方、自閉スペクトラム症児者と付き合うと、みんな「心」をもっている同じ人間であることに気づかされます。その「心」に気づくことで、行動の理由に納得したり、その魅力的な人柄に引きつけられたりします。そんな出会いを与えてくれた人たちや実践を紹介しながら、この問題を考えます」
べっぷ さとし

いま手渡したいこと 子どもたちに文化を 教師にあこがれと自由を
 第1回 「子どもの味方になる」ために
 越野和之(奈良教育大学)
「障害のある子どもたちの今日と未来の幸せのために、教師は、学校はどういう存在であるべきなのか。これまで障害児のための教育を切り拓いてきた先生たちの努力と、そこに込められたねがいに学びながら、今日を生きる子どもたちと、その子たちとともに生きようとねがう若い先生たちにとって、教育が「人間を大切にするしごと」になっていくように、私がこれまで受け取ってきたものをことばに紡いでみたいと思います」
こしの かずゆき 

特集=優生思想と障害者
あなたは、どう考えますか?/編集部
相模原殺傷事件と優生思想/荒川智(全障研委員長)
優生思想と対峙するために大切なこと/藤井克徳(日本障害者協議会代表)
相模原殺傷事件から考える
 障害者福祉現場からできること/岩坂正人(神奈川)
 誰が排除を進めたいのか、手をつなぎ見極めていく/小森淳子(岐阜)
 無条件に生きていていい、存在することに価値がある/中野まこ(愛知)
 人は平等!誰にだって同じように朝日は差し込むから/土屋晴治(北海道)
 仲間によりそう豊かな文化を/山城完治(全視協)
貧困・差別・偏見の起源/唐鎌直義(立命館大学)
未来との対話 暉峻淑子さん(経済学者)インタビュー
北朝鮮との対話を考える

子育てにいきる発達の話
第1回 子どもの好き嫌いとは? それは発達的に変化する?
/河原紀子(共立女子大学)

埼玉・いもの子作業所の実践 いもの子の歌
第1回 うつむかないよ ぼくたちは
/大畠宗宏(川越いもの子作業所)

子どもたちの放課後のいま
第1回 勇気と確信を持ち、制度改善にふさわしい運動・実践を
/村岡真治(ゆうやけ子どもクラブ)

実践の魅力
療育を積み重ねて世界が拡がった −F君から学び、ともに成長したい
/井上香里(広島市西部こども療育センター)

いのちを考える 現代医療の視点から ダウン症の出生前診断
第1回 染色体異常とは
/武内 一(小児科医、佛教大学)

●好評コーナー
人として◆フォトジャーナリスト 安田菜津紀「写真を通して対話する」
ニュースナビ◆「就労継続支援A型事業所大量解雇問題」増田一世

ピース犬の満腹食べ歩き/私のとっておきクイズ/あーちゃんはこまらない/世界のトイレにイットイレ/教えて、タカシ先生!/みんなのひろば/BOOK&イベント /私のお気に入り絵本

「みんなのねがい」2018年度 新連載と読みどころ

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編集 全国障害者問題研究会
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