みんなのねがい
2022年6月号
表紙/安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
表紙のことば=イラク北部・キルクーク県に暮らすムハンマドさん(14)は、2014年10月のある夜、家の外から爆発音が響き、慌てて外へと飛び出した。
「雨だったけど、飼っていた羊が心配で、様子を見に屋根にのぼろうとしたんだ」。
そこで、意識を失ってしまう。
目を覚ますと病院のベッドの上に横たわり、右腕のひじから先が切断され、左手も指が3本しか残っていないことに気づいた。
爆撃で近くの送電鉄塔が倒れ、感電してしまったのだ。
今は好きなアニメの絵を描くことが心の支えだという。
戦争で心身に深い傷を負った子どもたちには、長い目で見た支援が不可欠だ。
特集 家族に学び、ともに歩む 小さな声にねがいを見出して/齋藤あゆみ(仙台市 なのはなホーム卒園生・保護者) 寄り添うこころ/増田 梓(神戸大学附属特別支援学校卒業生・保護者) 息子を通して生まれる信頼関係/平池康子(千葉 生活介護はちみつ 保護者) 保護者集団に支えられ、ともにつくる放課後活動/北村恵子(東京 こぴあクラブ) “対等”に向かって一緒にチャレンジし続ける/坂本 彩(滋賀 彩社会福祉事務所) 保護者の心の声に耳を傾けて/鈴木こずえ(埼玉 特別支援学校) 【インタビュー】あなたと、話したいこと/平野啓一郎(小説家) やぎさんメーる/小森淳子(岐阜・脳性まひ当事者) マンガ だいじょうぶ大丈夫/塩見陽子・うじたなおき 【グラビア】僕が知らなかったこと/土佐和史(写真家) わたしの教材・教具/元治智子(兵庫 特別支援学校) 大好評連載
基礎から学ぶ 障害と医療 第3回 アレルギーの治療法/西村龍夫(大阪 にしむら小児科・医師) 発達保障インタビュー バトンゾ→ン/西園健三さん(ユースコラ鹿児島) ニュースナビ 時間の壁を乗り越えた勝訴判決 優生保護法訴訟大阪高裁・東京高裁判決の意義 /相原健吾(優生保護法被害兵庫弁護団 弁護士) 人として/任海正衛 (NPO四街道メダカの会代表) この子と歩む/寺部佳代子(愛知県豊川市) 子ども虐待と家庭支援③ 子どもの安全を創るプロセス/鈴木浩之(立正大学) 実践の魅力 ゆるやかに、のびやかに 心の根っこを太くする/阿部智子(東京 かたつむりクラブ) 世界の風/大和田章、みんなのひろば、BOOK、サークル・読者会だより/神谷さとみ ■ご感想、ご意見はここをクリックしてメールください ◆本誌購読について ▶本誌や年間購読のお申し込みはこちらをクリックしてください。 ・本誌は、全国どの書店でも注文できます(セブンイレブンでも注文できます) ・当会出版部へのご注文は 注文用紙(ここをクリックしてください)で電子メールください 送料含む代金は郵便振替にて1週間以内にご入金ください。 定価 715円(本体650円・税65円) 編集 全国障害者問題研究会 |