障害者自立支援法と
子どもの療育 
新増補版
  障害乳幼児の療育に応益負担を持ち込ませない会
  茂木俊彦・近藤直子・白石正久・中村尚子・池添素

  
定価1050円(本体1000円+税)  ISBN4-88134-344-0 C3036
  情勢の展開により、ご要望に応えて「新増補版」を出版しました。2006.12.25

はじめに

第1章 障害者自立支援法と障害児療育の行方
       /白石正久(大阪電気通信大学)・中村尚子(立正大学)
 1)障害者自立支援法案の背景は「財政問題」
 2)子どもにとっての「障害者自立支援法」
 3)児童福祉法の本旨にもとづく検討を
 資料)児童福祉法はどう変わるのか/子どもの権利条約第23条

第2章 私たちのねがう療育システム
       /近藤直子(日本福祉大学)
 1)乳幼児期という特性を踏まえた療育システムを考える上でのポイント
 2)私たちの求めるシステムの具体化に向けて

第3章 声とねがいをつなぐ 〜障害乳幼児の療育に応益負担を持ち込ませない会の活動
       /池添素(らく相談室)
 1)「たいへんだ」の声は全国を駆けめぐる
 2)みんなに知らせよう
 3)全国の声をひとつに、そして地域で声を響かせよう
 4)ねがいをつなぐ運動は広がっています
 5)これからのこと

第4章 豊かな発達と生活をつくるために
       /茂木俊彦(桜美林大学)
 1)療育の場は自主的に始まった
 2)私的な取り組みから公的な制度にしてきた先輩の活動から学ぼう
 3)障害と発達と生活を見据えて子どもをとらえる
 4)メニューからのバラバラの選択ではなく、総合的な療育が必要
 5)まだまだ遅れている家族支援のシステム

《手記》
 @療育が一番必要だったのは親の私自身でした/豊田桂子(広島)
 A療育への“応益負担”は乳幼児の力の芽を摘む/小関葉子(宮城)
 B応益負担が持ち込まれると障害児医療は成り立たない/林 万リ(神奈川・医師)
 C自立支援法による我が家の費用負担/高橋真保子(大阪)


増補 障害者自立支援法成立後の動向

 1)新しい福祉サービス体系における障害児の福祉
 2)自立支援法成立以降、明らかになったこと


新増補 障害者自立支援法実施後の動向と課題
 1)いくつかの改善点
 2)放課後活動の児童デイサービス
 3)事実を知らせ運動の輪を広げよう

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