重症児の発達と指導


    細渕富夫
(埼玉大学) 
 
    定価 本体1500円+税  ISBN978-4-88134-494-1 C3037  2007.8.3 
表紙

目 次

 まえがき 3

第1章 発達へのまなざし  11
     
 ●母と子の出会い 11 ●発達に必要な環境としての学校 13 ●重症児療育の歴史に学ぶ 15

第2章 いのちをみつめ、ともに生きる 21
      
●いのちへの共感 21 ●重症児との出会い 23 ●重症児とのていねいなかかわり 26

第3章 発達をとらえる視点 28
      
●発達の評価 28 ●「できる」「できない」という見方 31 ●発達のつながり――機能連関と発達連関 33 
         ●家族の救済と発達保障 35 ●重症児の発達保障をめざして 39


第4回 気持ちを受けとめ、こころをゆさぶる 41
        ●快と不快 41 ●外界を知り、自分を知る 43 ●こころをゆさぶるー笑顔の獲得 46

第5章 外界へ向かう力を育てる 49
        ●生きようとする力 49 ●「人の世界」と「ものの世界」の成り立ち 51 ●ものへのこだわり 53 
        ●大人との情動交流を支えに 54 ●やりとりと能動性 56

第6章 外界へ踏み出す 58
        ●外界を知るということ 58 ●定位反応から探索行動へ 59 ●定位・探索行動の促進 62 ●活動を組織する 63

第7章 目と手のはたらき 67
        ●認知の能動性 68 ●手のはたらき 69 ●道具としての手 71 ●目と手の関係 72

第8章 姿勢・運動への取り組み 76
        ●静かなるたたかい 76 ●運動発達の基本原則 78 ●運動発達を促す取り組み 79 ●姿勢づくりにむけて 82

第9回 コミュニケーションの成り立ち 84
        ●コミュニケーションがとれないということ 85 ●わかろうとする気持ち 87 ●原初的コミュニケーション 89

第10章 コミュニケーションの展開 92
        ●「伝えたい」という思いを育てる 92 ●体験の共有ということ 94 ●表出から表現へ 96
        ●応答性とサイン 98 ●サインを育てる 100


第11章 「関係づける」ことの発達的意味 102
        ●姿勢・運動と探索・操作 102 ●大型カラー積木倒し遊び 103 ●「つむ」・「入れる」活動 104
        ●意図的に手を放す 106 ●探索活動とコミュニケーション 107 ●積木をつむことの発達的意味109

第12章 “つもり”を育てる 111
        ●行為の手応えをつかむ 111 ●行為の主体者として 113 ●表象と自我の芽生え 115

終 章 人格発達の輝きをめざして 118
        ●発達する権利 118 ●医療的ケア 120 ●発達保障の探求 121 ●こころとからだ 123 ●授業づくりの視点 124
■ご注文は オンライン・カートオンライン・ショップ

■ もどる