ひろがれ! 学びの場 -障害者にゆたかな青年期を- 小畑耕作(全障研和歌山支部長・紀北支援学校・きのかわ福祉会理事長)著 定価 本体1700円+税 ISBN978-4-88134-924-3 C3037 2011.5.25 絶版 |
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<目 次> 1 ひろがれ! 学びの作業所 7 もっと学びたい/学びの機会の保障めざす〝学びの作業所〟/「専攻科」の教育内容を 「福祉制度」の中で可能な限りとり入れる/きのかわ福祉会・シャイン開設/教育年限延長を願う理由/前史 -共同作業所づくりは地域づくり/青年学級をつくりたい/青年たちにこころのオアシスを/余暇を楽しめる力を/職業選択の自由を保障したい/ろう学校専攻科への進学/できるのであれば、落第させてもらえませんか?/わが子もあんな青年になって欲しい/和歌山専攻科を考える会発足!/専攻科がなぜ必要か? 保護者のおもい/なぜ専攻科に進学したいか? 青年たちの声/教育年限延長=当たり前のねがいをみんなで実現したい 寄稿=河南勝 神戸発「エコールKOBE」にかける思い 36 2 みんなと創る青年期教育 41 みんなのなかでみんなが変わる 42 まず、自由に実践できる職場づくりを/みんなで作るのは、おいしいやろ/自分たちで選手を選ぼう/”やらされる”から”自らする”自分へ/マラソンの走る距離も自分で決めたい/太鼓やりたい人、集まれ!/和太鼓同好会誕生/子どもが変わる/先生で決めないで、僕らに相談してよ 憲法22条「職業選択の自由」を 54 自分で仕事は決める/見てるだけは退屈や/人それぞれの選び方で/疲れた! でも、またやりたい!/自分で決める進路 3 子どもを主人公にした実践ってなんだろう 61 食べる活動から学ぶ給食指導へ62 転勤ととまどい/薬のように細かくして/嫌いなものは食べなくてもいい/苦手なものへ挑戦してみよう/いろいろなものへの広がり 子どもをどうとらえるか 69 手強いダイキ君/苦戦苦闘の毎日/受け身から主体へ/子どものとらえ方の決定的な誤 り/カエルいてたで!/主体性づくりの要は教師集団づくり 4 人生まる儲け! 79 生まれも育ちも和歌山です/営業は天職!?/自分さがし/転機到来!/障害児との出会い/教師にはなったけれど/寄宿舎の舎監長になる/高等部に配属 作業学習に体当たり実践/きのかわ養護学校での強烈なショック/発達保障に出会った/子どもをとらえる目を変えたい/おれら雇ってくれるとこここしかないんやろ/実践への意味づけ/当たり前を変える/教職員組合の存在と私/集団の発達の系/一度しかない人生を輝す/終わりは始まり 寄稿=船橋秀彦 青年は、未来を創る主人公 104 おわりに 112 ◆「みんなのねがい」2011年7月号 BOOK 「ふと、TOMORROWという歌の”涙の数ほど強くなれるよ”から、”苦労の数ほど深くなれるよ”という言葉が浮かびました。深くとは-人間理解の深さです」(竹沢清さん) 「読みやすく、今の時代に多くの人に読んでほしい貴重な発信ですね。教育年限延長を求める(第3の学びの扉を開けよう!)専攻科づくり運動も前面に出していただき、読みながら元気をいただきました」(立岡晄さん) 「蜜柑色の本が届いてから、本を読み続けたり、閉じたり、開いたり、胸に抱いたり。見事に発達保障のリレーランナー。蜜柑色の襷をかけてまだまだ翔る。どんなに嬉しいか。先輩たちの声援、聞こえる」(上杉文代さん) 届いた感想にあるように、本書は「青春ってなんだ」「子どもを授業、学校、人生の主人公に」「職場は自由で楽しく」とエネルギッシュにとりくむ小畑和歌山支部長の実践・運動、そして「自己変革」を綴ったあたたかかくて元気のわいてくる一冊です。 |
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■絶版です |