みなさんご存じの「この子らを世の光に」の言葉は、糸賀一雄氏を中心にした、大津市にあった近江学園(1946年 創設)の実践の中から誕生しました。この言葉には、実践や研究に裏づけられた確信と、重い障害の子どもを含め、すべての子どもがそれぞれ人生の主人公として発達する権利をもっているという人権思想と社会の発展への願いが込められていました。このような確信と願いは「発達保障」として根づき、今日、教育、医療、福祉を支え、当事者、家族、専門家の行動の源になってきています。また、障害者権利条約等の国際的な権利保障のとりくみを支えるようになってきています。今大会は、米原と大津での開催となります。この機会に湖北と湖南の文化と歴史についても触れてもらえばと思います。
全障研第48回全国大会滋賀2014 準備委員長 黒田吉孝(滋賀大学)
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