全障研広島乳幼児サークル編『療育って楽しい! 仲間がいっぱい ひろしまの療育』刊行

全障研広島乳幼児サークル編
療育って楽しい! ひろしまの療育


 定価1650円 ISBN978-4-88134-176-6  2024年8月6日

 

 公設公営の療育センターの民間委託、児童発達支援センターや児童発達支援事業の市場化、世帯の経済状況や親の働き方の変化…子どもをめぐる状況が目まぐるしく変化していくなか、障害のある子どもたちの生活は「午前中は保育園、午後からは児童発達支援事業」というように、一日の中でも切り売りされるようになってきています。そんななか、私たちは療育をどのように考えていけばいいのでしょうか。
 全障研広島乳幼児サークルは、2012年の全障研広島大会をきっかけに、発達保障に根ざした療育を広めていくために結成されました。本書は、「療育って楽しい!」と思えるような療育づくりを、保護者とともに数々の実践と運動を紡いできた広島からのメッセージです。療育で大切にしたいこと、明日の療育が見えてくる、そんな一冊になりました。
 ぜひ、この本を手に自分たちの職場では、地域では…と考え合うきっかけに。



もくじ●
療育って楽しい!
仲間がいっぱい ひろしまの療育



序 療育の灯火 2/白石正久・白石恵理子

はじめに ~子どもの笑顔と仲間がいっぱいの療育を

part1 療育の中で育つ子どもたち・・・・・・・・・・・・・・・
1 「~だけれども」と自分の心と向き合うⅯちゃん
2 保護者とともにAちゃんについて悩んだ日々
  広島市の療育センター一覧 

part2 療育を紡ぐ楽しさと喜び・・・・・・・・・・・・・・・・
1 実践と運動の歴史をつなぐ 
2 『仲間がいっぱい ひろしまの療育』 
3 子ども・家族・職員がつながる「行事」 
4 子育ての基盤になる親子通園 

part3 親・保護者と療育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 障害児の親になること① 
2 障害児の親になること② 
3 保護者として、ひとりの生活者としての私 

part4 縦糸に歴史、横糸に実践と人々の思いを・・・・・・・・・
     ~広島の療育の歴史と運動
1 広島市の療育を充実・発展させる運動 
2 自治体労働者として 
3 保護者とともに 

part5 広島乳幼児サークルの役割・・・・・・・・・・・・・・・

part6 療育が教えてくれること・・・・・・・・・・・・・・・・
◉障害の重い子どもの療育にたずさわる保育士として出会いの中で学び大切にしてきたこと
◉マンガ「だいじょうぶ 大丈夫」 

おわりに ~平和であればこそ 

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2024年08月21日