3月22-23日 発達保障研究集会・埼玉大学 

第33回発達保障研究集会

日時 2025年3月22日(土)、23日(日)
会場 埼玉大学教育学部
申込先 https://form.run/@happoken33

発達保障研究集会のお誘い
市場や競争の原理を至上のものとする新自由主義が教育や福祉の現場にも深く入り込み、障害のある人の発達や権利が著しく脅かされる状況が続いています。本人の「個性」や「自由」が強調されるほど、かえって障害のある本人の生活はある方向へと枠づけられ、教育・福祉実践もまた画一化され管理・統制がいっそう厳しくなっていきます。

今回の集会では、そうした新自由主義が浸透する生活や実践現場の困難さを正面から見つめることで、発達保障の課題を吟味したいと思います。
全体会では、2024年8月に『新自由主義教育の40年—「生き方コントロール」の未来形』を出版された児美川孝一郎さんをお呼びします。この40年間に新自由主義教育改革がいかに進められてきたのか、なぜ私たちは新自由主義を受け入れてしまうのか、学校現場の感覚や同時代の経験に即してその「抗いがたさ」を見つめながら、新自由主義教育への対抗軸や研究運動の足場がどこに見出せるかを考えたいと思います。

全体会の問題提起や議論を課題研究におけるライフステージや分野ごとの実践・研究課題につなげて深め、新自由主義が猛威をふるう社会のなかで、私たちの生活感覚や社会意識も厳しく問い直しながら、実践・研究運動の課題を話し合いましょう。多くのご参加をお待ちしています。
 全障研研究推進委員長 河合隆平

■全体会 3月22日(土)13:00~14:30
講演 児美川孝一郎さん(法政大学)
「教育・福祉の現場のしんどさはどこから来るのか? ―新自由主義の「抗いがたさ」に向きあう―」

■課題研究 22日(土)15:00~18:00
 3つの分科会を設けます
課題研究1=乳幼児期 
親の発達保障について考える〜親と子どものねがいを支えるために〜(仮)
 保護者の立場から…埼玉より
 児童発達支援センターの実践と現状報告

課題研究2=学齢期
「行動を変える指導」と学校教育~私たちが大切にしたい教育とは?~
 応用行動分析に基づく「教育」の実情を学ぶ 長野支部より
 私たちが大切にしたい教育を考えよう 埼玉より

課題研究3=青年・成人期 強度行動障害と暮らしの場
 報告 大阪・いずみ野福祉会山直ホームより
 埼玉・みぬま福祉会より

▼詳しい案内や申込方法は以下をクリックください。

 

 

2025年01月10日