■発達と発達保障を本気で学ぶ!
白石正久(龍谷大学名誉教授)・白石恵理子(滋賀大学)文・写真
『発達のなかの煌めき 上 子ども・障害のある人びとの発達』
大好評の月刊誌「みんなのねがい」とインターネットの「二刀流」連載に大幅加筆した渾身の上巻。
目の前の子どもや障害のある人びとがみせる、瞳の光や指先の動き、言葉にならない声の一つひとつに、大切な意味、煌めきがあります。それを「明確なエビデンス」ではないと排除する「科学」観にいつの間にかのみ込まれてはいないでしょうか。
かけがえのない生を受けている子ども、なかまの一人ひとりの幸福のために働く私たち。その信頼と希望は、発達や社会発展などの本質と変化の展望を粘り強く仲間とともに学び続けるなかで、日々の実践に新しい感じ方や考え方ができるようになる自分に気づきます。
発達は、他者と手をつなぎあうことを知り、そのつながりや集団を通じて、みんなが幸福になれる社会を創っていく過程でもあります。そのための一冊です。
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■療育って楽しい!
全障研広島乳幼児サークル編
『 療育って楽しい! ひろしまの療育 』
公設公営の療育センターの民間委託、児童発達支援センターや児童発達支援事業の市場化、世帯の経済状況や親の働き方の変化…子どもをめぐる状況が目まぐるしく変化していくなか、障害のある子どもたちの生活は「午前中は保育園、午後からは児童発達支援事業」というように、一日の中でも切り売りされるようになってきています。そんななか、私たちは療育をどのように考えていけばいいのでしょうか。
全障研広島乳幼児サークルは、2012年の全障研広島大会をきっかけに、発達保障に根ざした療育を広めていくために結成されました。本書は、「療育って楽しい!」と思えるような療育づくりを、保護者とともに数々の実践と運動を紡いできた広島からのメッセージです。療育で大切にしたいこと、明日の療育が見えてくる、そんな一冊になりました。 ぜひ、この本を手に自分たちの職場では、地域では…と考え合うきっかけに。
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■コンパクトな入門書
越野和之(奈良教育大学)・児嶋芳郎(立正大学)・「みんなのねがい」編集部編
『障害者権利委員会 総括所見とインクルーシブ教育』
はじめに ~実践者の本当の仕事とは何か~
Ⅰ部 いまさら聞けない そもそも編
1 障害者権利条約とは,どんな条約?
2 基礎から教えて Q&A
Ⅱ部 国連・障害者権利委員会総括所見 (権利条約24条)を読み解く
1 全障研 委員長談話を読む
2 特別支援学校の現状と課題
3 インクルーシブ教育への展望
Ⅲ部 学習と議論を深めるための資料
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■わかりやすい!
全国障害者問題研究会
『DVDブック 発達保障入門』
1 越野和之(奈良教育大学・全障研全国委員長)
発達保障とはなにか
~一人のねがいをみんなのねがいに学んだ全障研の50年
第55回全国大会学習講座2021年
2 木下孝司(神戸大学)
発達保障とは何か
~発達理解の基本を中心に
第56回全国大会学習講座2022年
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■大好評!
張 貞京(京都文教短期大学)著
『高齢期を生きる障害のある人 ー人とつむぎ、織りなす日々のなかでー』
はじめに
第1章 高齢期の発達に光を当てる
第2章 一人ひとりの人生からみつめる高齢期
第3章 歳を重ねて花開くしごと
第4章 老いと死に向き合う
第5章 その人らしく生きる高齢期と看取り
第6章 他者と支え合って生きる
補章 めざしたい実践
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■待望の一冊 たちまち増刷
白石正久(龍谷大学名誉教授)・白石恵理子(滋賀大学教授)編
『新版 教育と保育のための発達診断 上 発達診断の基礎理論』
Ⅰ 子ども・障害のある人たちの権利と発達保障/玉村公二彦(京都女子大学)
Ⅱ 発達理論と教育・保育の実践/松島明日香(滋賀大学)
Ⅲ 発達の質的転換期とはなにか――その発見と実践研究
1章 乳児期の発達段階と発達保障/白石正久
2章 1歳半の質的転換期と発達保障/白石恵里子
3章 4歳の発達の質的転換期と発達保障/張貞京(京都文教短期大学)
4章 7歳の発達の質的転換期と発達保障/川地亜弥子(神戸大学)
Ⅳ 障害と発達診断
1章 自閉スペクトラム症と発達診断/別府 哲(岐阜大学)
2章 重症児と発達診断/白石正久
Ⅴ ライフサイクルと発達診断の役割
1章 早期発見・早期対応と発達診断/小原佳代・西原睦子・高田智行(大津市幼保課)・高橋真保子(コスモス)
2章 学校教育と発達診断/櫻井宏明(元特別支援学校)
3章 成人期実践と発達診断/白石恵理子
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■大好評 増刷
川地亜弥子(神戸大学・全障研副委員長)著
『子どもとつくるわくわく実践 -ねがいひろがる教育・保育・療育-』
第1章 すてきな教材・文化と出会う
第2章 ねがいをひもとく、ねがいを育てる
第3章 青年・成人期を謳歌する
第4章 実践と発達診断のいい関係
第5章 実践記録のねうち
むすびにかえて
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■学び深まる
越野和之(奈良教育大学・全障研委員長)・河合隆平(東京都立大学・全障研副委員長)編
『子どものねがいと教師のしごと 障害のある子どもと創る教育実践の記録』
第1章 障害の重い子どものねがいを聴き取る
第2章 からだと心をひらき文化を手渡す
第3章 仲間とともに学びあう子どもたち
第4章 子どもと向きあう教師たち
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■重版
佐藤比呂二(特別支援学校)『出会いはタカラモノ 子どもから教えられたことばかり』
(「はじめに」より)
思うようにいかない子どもとのかかわり。考えても考えてもわからない子どもの気持ち。そんな先の見えない子どもとの日々を繰り返しながらも、(あっ、そんな風に思っていたのか)(えっ、そんなねがいがあったのか)と気づかされる瞬間がありました。
こだわりの強い自閉症児が自分のこだわりを食い止めようと必死に葛藤したり、不登校になった子が自分の居場所を見つけて変わっていく姿を目の当たりにしたとき、彼らの本当のねがいは何かを教えられた思いがしました。
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■重版
田中智子(佛教大学・全障研常任全国委員)『障害者家族の老いる権利』 2刷
障害児・者の親の高齢期は、親自身にとっても関係者にとっても、これまで蓋をされてきたのではないでしょうか。一方で、障害児・者の親は多くのケアを担い、ライフサイクルを通じて生活問題は積み重なってきています。「親亡き後」の心配までしなければならないのではなく、家族が
‶当たり前” に生きることのできる社会について、著者の数々の調査や取材をもとに、課題と解決の道を考えます。
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■大好評 4刷
白石正久・白石恵理子編
『新版 教育と保育のための発達診断 下 発達診断の視点と方法』
はじめに 白石恵理子 (滋賀大学)
Ⅰ 発達保障のための子ども理解の方法
発達保障のための子ども理解の方法/木下孝司(神戸大学)
Ⅱ 発達の段階と発達診断
1章 乳児期前半の発達と発達診断/河原紀子(共立女子大学)
2章 乳児期後半の発達と発達診断/松田千都(京都文教短期大学)
3章 1歳半の質的転換期の発達と発達診断/西川由紀子(京都華頂大学)
4章 2~3歳の発達と発達診断/寺川志奈子(鳥取大学)
5章 4歳の質的転換期の発達と発達診断/藤野友紀(札幌学院大学)
6章 5~6歳の発達と発達診断/服部敬子(京都府立大学)
7章 7~9歳の発達と発達診断/楠凡之(北九州市立大学)
Ⅲ 「発達の障害」と発達診断
「発達の障害」と発達診断/白石正久(龍谷大学名誉教授)
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▶本書のラーニングガイドへ
細渕富夫(川口短期大学)『障害の重い子どもの発達と生活』2刷
重い障害のある子どもとのかかわりあいでは、通じあえない関係が長く続くことがあります。しかし、どんなに障害が重くてもその子なりの思いやねがいをもち、表現しています。「この子は何かを伝えようとしている」という思いで受けとめ、その子にわかりやすいやり方で返していくことが、かかわり(コミュニケーション)の出発点だと思っています。
伊藤修毅(日本福祉大学)『ゼロから学ぶ障害のある子ども・若者のセクシュアリティ』2刷
「障害児者のセクシュアリティ(性と生)」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
つい、「問題行動」と捉えて頭を悩ませた経験がある方も少なくないのではないでしょうか。そんな時に読んでほしいのが本書です。本書の中にある性についてよく聞かれる事例や、すてきな性教育実践、国際的な考え方を通して、まずはおとながゼロから学び直すきっかけにしてみませんか。
池添 素(福祉広場理事長)『子どもを笑顔にする療育 発達・遊び・生活』2刷
越野和之(奈良教育大学・全障研委員長) 『子どもに文化を 教師にあこがれと自由を』 2刷
別府 哲(岐阜大学・全障研常任全国委員)『自閉スペクトラム症児者の心の理解』 2刷
■好評増刷
林万リ他『やさしく学ぶからだの発達 Part1』 26刷
越野和之(奈良教育大学)他編『発達保障論の到達と論点』2刷
赤木和重(神戸大学)『目からウロコ! 驚愕と共感の自閉症スペクトラム入門』4刷
藤井克徳(JD代表・きょうされん専務)『障害者をしめ出す社会は弱くもろい』 2刷
丸山・河合・品川 『発達保障ってなに?』 8刷
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